目次
これからリーダーになる人へ
もう3月、そろそろ春めいて来る頃ですね。
皆さん年度末の対応で忙しい日々をお過ごしでしょうか。
4月から新たな体制で初めてリーダーを任される人も多いでしょう。リーダーというとどんなイメージが浮かぶでしょうか?
●何事も的確な判断を下す。
●業務専門知識はチームの中で一番習熟している。
●部下やメンバーに尊敬される人物
●推進力がある
●人望がある
などなど
様々なイメージがあると思います。
初めて部門やプロジェクトリーダーを任されると、上記のような理想のイメージが先行し、「理想のリーダーにならなくては」と、過剰に自分を追い込んだり、行動、言動のアクセルワークが荒くなってしまう事があります。
そんな時は、まずは「部下やメンバーを知る」事に集中してみましょう。
部下は何を目的に働いているのか?
あなたは部下やメンバー全員が、何を目的に、何を重視して働いているか理解していますか?
まずはこの部分が重要です。
ここは大きく分けて2つに分類できます。
●仕事内容以外の外部欲求実現の為
例えば「お金が欲しい」「洋服が欲しい」「旅行に行きたい」「趣味活動充実の為」など、仕事以外の自己欲求実現の為に働いている人達。
●仕事でのスキルアップや知識習得、目標達成実現の為
例えば「◯◯◯の技術を習得したい」「社内で実績を上げて出世したい」「クライアントに貢献できた時の感動を積み重ねたい」など、仕事を軸とした自己実現に重きを置いている人達。
これはパッと考えると、すぐ分類できるのではないでしょうか。
メンバーをグループ分けし、役割分担を
上記でグループ分けした際に、困難な状況でも前向きに仕事に取り組んでくれるのは明らかに後者のグループです。
仕事以外の欲求を満たす為に働いている人が悪いとは全く思いませんが、トラブル時やその本人に負荷のかかる状態になった時に、それらの人達の多くは、消極的になる場合があります。(もちろん積極的に取り組んでくれる人達もいます)
その為、プロジェクトの中心人物を抜擢する場合、まずは大きな2つの分類を基に、プロジェクト内の人員配置や役割分担を考えるとスムーズです。
本来はそこからコーチングを行い、仕事以外の欲求を満たす為に働いている人達に、仕事上での目的、テーマを持たせ、達成感を感じてもらう事で、仕事にもやりがいを感じてもらう様にする事も重要ですが、それはまだまだ後でも良いと思います。
上記の様に、これからリーダーになる人は、まずチームメンバーの理解から入っていきましょう。ここが上手く理解、管理できないと、ずれた目標設定や、ふさわしくない人員配置など、以後の業務に大きな支障をきたす可能性があります。
関連記事:【新米リーダーへ】チームマネジメントVOL.2 リーダーの考え方について