サーバー&ドメイン移管で注意すべき7つのポイント!こんな所にトラブルが潜んでる!

サーバー&ドメイン移管で注意すべき7つのポイント!こんな所にトラブルが潜んでる!

WEBサイトの移管作業は苦手!
どんな手順で作業したら良いのか全くわからない!
と悩んでいるあなた。
その気持ち痛いほど分かります。

「WEBデザイナーなんだから全部理解してるでしょ?」と当たり前の様に丸投げされ、他に頼る人もなく、必死に検索して自力で解決するしか無い状況のあなたに、合計200サイト以上のWEBサイト移管を行ってきた私が「サーバー&ドメイン移管の流れ」と「注意すべきポイント」を伝授します!
それでは一緒に見ていきましょう!

サーバー&ドメイン移管は非常にデリケートな作業です

ホームページ制作に関わる人なら一度は関わった事があるのではないでしょうか?
慣れていてもサーバー会社や環境の違い等で流れや手順が変わってくる為、どうしてもミスやトラブルが起こりやすいとても厄介な作業です。
特にECサイトの移管やメールアカウントを大量に発行しているメールサーバーの移管は心臓に悪いですね。いつも動悸と脂汗にやられます。

そして何故サーバー&ドメイン移管が苦手な人が多いのか。
それはサーバーやドメインの仕組みを深く理解していない状態で「なんとなく」作業を行っている為、作業が正しいのか間違っているのかがわからない不安が襲ってくるからです。しっかりと仕組みを理解すると落ち着いて対応できる様になるので、まずはサーバーとドメインの仕組みを理解しましょう。
サーバー管理者の様に深く理解する必要はありません。移管に最低限必要な知識を理解すれば大丈夫です。
私自身、サーバー関連は全く詳しく無いですが、移管に関するポイントだけ理解してからは、動悸率がグッと下がりましたw

 

ドメイン管理

まずドメインについて簡単に理解しましょう。
独自ドメインはお名前.comやムームードメインなどの事業者で登録するのが普通ですね。
ICANNという非営利団体が世界中のドメインを管理し、ICANNから委託される形でレジストリ、そしてレジストリから認定される形でレジストラ、さらにそこから代理業者とドメイン登録の窓口は増加していきます。
皆さんはレジストリか代理業者からドメイン登録している形となります。

そしてドメイン管理画面で「ネームサーバー」という項目がありますが、そこで「○○○○.comはxxxxのサーバーを参照する」とサーバーの参照先を設定できます。
次はネームサーバーについて簡単に説明します。

 

ネームサーバー = DNSサーバー

WEBサイトの移管で必ず出てくるのがネームサーバー、DNSサーバーと行った言葉です。
ネームサーバーってなんでしょう?
簡単に言うと、「○○○○.comはipアドレスxxxxのサーバーを参照する」と言う様に、ドメイン名をIPアドレスに変換、紐付けしてくれるサーバーです。
通常はレンタルサーバーの管理項目にDNSサーバーがあり、そこで詳細な設定が可能です。
※WEBサーバーはXXXXのサーバーを参照し、メールサーバーはAAAAのサーバーを参照すると行った切り分けや、TTLと行った情報をキャッシュしておく時間を変更するなど、色々な設定が可能です。通常はレンタルサーバーに独自ドメインを追加すると自動でDNSサーバーの情報もセットされるので、特に意識しなくても大丈夫です。

WEBサイトを移管する場合、ドメイン管理画面からDNS参照先を変更(旧サーバーから新サーバーへ)する事で切り替えるケースが多いので、
このDNSサーバーでの注意点はまた後半で説明しますね。
まずは役割だけ理解しておいてください。

 

レンタルサーバー

これは皆さん馴染み深いと思います。ロリポップやさくらインターネット、エックスサーバーなど、色々なレンタルサーバーがありますね。
レンタルサーバーでも共用サーバーや専用サーバー、仮想専用サーバーなど、色々な種類がありますが、今回は一般的な共用サーバーを例に説明します。
レンタルサーバーを申し込んだだけでは、レンタルサーバーから付与される初期アドレスでの表示しかできません。
独自ドメインでWEBサイトを表示させる場合、レンタルサーバーに独自ドメインを設定する必要があります。

この独自ドメイン設定は、ドメインを移管する前に行うことができます。
例えばBBB.comと言うサイトを移管させる場合、BBB.comは稼働したまま、別サーバーにまずドメインだけ適用させるのです。
初めのうちは「ドメイン適用させたら表示も切り替わってしまうんじゃない?」とこれだけでもビクビクしますが、安心してください。
これだけでは表示は切り替わりませんよ。

事前に新サーバーに移管させるドメインを適用させる事で、DNSサーバーに情報がセットされ、そのドメインの公開領域が生成されます。
その領域で新サイトを制作、もしくは移管するサイトデータを移植します。

 

ドメイン&サーバー&DNSサーバーの基本理解はまずこれでOK

WEBサイト移管で必ず出てくる3つの基本情報は理解できましたか?
それぞれ深く理解しようとすると、分厚い書籍が何冊あっても足りませんが、まずはこの内容程度を理解していればOKです。
あとはこの3つを既存のサーバー、新サーバーでどの様な手順で切り替えていくかだけとなります。
こう考えると結構シンプルで簡単ですよね。

 

サーバー&ドメイン移管に必要な情報

それでは具体的なWEBサイト移管の手順に入っていきましょう。
まずは必要情報の収集です。

【必須情報】
●現在のサーバーコンパネ情報、FTP情報
●現在設定されているメールアカウント情報。
●現在ドメイン管理しているサービス名(お名前ドットコム、ムームードメインなど)
●ドメイン契約&管理者(制作会社 or クライアント自身)
●サーバー契約&管理者(制作会社 orクライアント自身)
※WEBサーバー内のプログラムやファイル構成は理解している前提とします。

まず上記情報が確認できれば問題ないでしょう。

 

WEBサイト移管の流れ

サイトリニューアルによるサーバー移管、ドメイン移管の流れは下記となります。

●1.新サーバー選定

●2.現状サーバー、ドメインの必要情報収集

●3.新サーバー契約

●4.新サーバーにてサイト構築開始。
新サーバーでサイト構築する場合は、事前に独自ドメインを適用させておきます。
これはドメイン移管前でも作業可能ですので、ドメイン移管はその後の作業でもOKです。
※新サーバーのサイトは確認URLで確認可能。

●5.ドメイン移管について。
★ドメイン管理がクライアント自身の場合。
⇒移管の必要はありません。ドメインの管理画面情報をご支給いただければOKです。
★ドメイン管理が制作会社の場合
⇒ドメイン移管をします。※ドメイン管理先はクライアントと確認の上、確定へ。

●6.新サーバーにてWEBサイト構築完了。
WEBサイトの構築が完了するタイミングになったらメール発行に入ります。

●7.新サーバーでメールアドレスを発行。
必要なメールアカウントを発行します。その際、DNS切り替え前ですが、メールアカウントを発行してしまうと、
同一サーバー内からのメールが、内部DNSを参照してしまい、DNS切り替え前にも関わらず、新メールサーバーにメールが送信されてしまうリスクもある為、あまり早い段階でのメールアカウント設定はおすすめできません。
またその様な誤配信を防ぐ場合は、新サーバーのDNSのMXレコードを稼働しているメールサーバーIPに変更する事で回避も可能です。
その際、サイト公開のDNS切り替えじにMXレコードを新サーバーのIPに戻すのをお忘れなく!

●8.【ここで注意点】DNS切り替えに関する注意点
ここで1点、DNS切り替えに関する注意点です。
DNSの切り替えは、ドメイン管理画面のネームサーバー参照先を変更したら、すぐ反映される訳ではありません。
全世界にDNS切り替え情報が反映するまで、3日から4日はかかる場合があります。
またそれぞれの環境によってキャッシュが強く残っている場合もあり、順次新サイトへの切り替え情報が浸透していきます。
この為、DNS切り替えを行った3日〜4日は新、旧どちらのサイトも表示されるDNS浸透期間となります。
これは何を意味するかと言うと、メールもその期間は新メールサーバー、旧メールサーバ、両方に届く可能性がある期間です。
よってメールの取りこぼしを無くす場合、メールアカウントも一時的に新アカウント、旧アカウントと2つ受信できる様に設定してもらう必要があります。

●9.メールアカウント設定マニュアル制作&クライアントPCへのアカウント設定。
上記の通り、一時的に新、旧2つのメールアカウントを設定する必要がありますので、
「なぜ2つ設定する必要があるのか」
「その設定方法」
を記載した設定マニュアルを制作します。
その後、クライアントにその内容にそって各パソコンのメールアカウント設定を変更いただきます。
新アカウントから自分宛にテスト送信したメールは新アカウントで受信。
旧アカウントで自分宛にテスト送信したメールは旧アカウントで受信されますので
両方送受信できるか確認します。

●10.【DNS切り替え】
新サーバーでのホームページ動作確認が完了し、メールアカウントの新旧メールの動作確認も
完了したら、あとはサーバーを切り替えるのみです。
DNS切り替えは上記で記載した通り、反映期間がありますので、それを見越した切り替えタイミングを設定します。
理想は月曜から水曜あたりに切り替えると、トラブル時もすぐ対応できるのでおすすめです。
週末金曜にやってしまうと、万が一土日にトラブルが発生した際に、関係者へ連絡が取れないなど、
トラブル復旧に時間がかかるリスクがありますので、その点を考慮して対応しましょう。

●11.サイトが完全に切り替わったあと、旧サーバーを解約します。
サイト公開日と旧サーバー解約日があまりにも近いとリスクがあります為、
旧サーバーの解約はサイト切り替えの二週間後など、余裕をもたせて解約するのが安全です。

●12.作業完了!お疲れ様でした!

 

良くあるトラブルを未然に防ぐ7つのポイント

トラブルを防ぐには、当たり前の事を当たり前にしっかり行う事です。その為にはまず現状の環境調査をしっかり行い、作業の洗い出しと移管スケジュールを制作し、クライアントと共有する事から始まります。
ごく稀にサーバー移管をプロバイダの契約変更と勘違いされ、プロバイダを解約しようとされていたクライアント担当者もいましたので、これら作業の流れは分かりやすい言葉と表現でしっかりと説明してあげる事が重要です。

注意ポイント1
新サーバーでSSL設定を忘れていた!
「そんな事ある?」と思われるかもしれませんが、たまにあるんです…
やべ!SSLの申請忘れてた!
申請SSLによって導入までの期日も変わってきますのでお忘れなく!

注意ポイント2
ドメイン移管に手こずりDNS切り替えができない!
これもあるあるですが、ドメイン移管申請が確認メールの不達などで移管がうまく行かない、時間がかかる場合があります。
サイト公開まで間もない場合などは、無理に移管を先行せずに、まずは現状の管理画面にてDNSを変更してもらい、サイトが切り替わってからドメインの移管を行う方が安全ですので、そこはドメインの管理状態や切り替えまでの期日で判断しましょう。
また良くあるのが、先行してDNSを切り替えてもらい、それで作業完了した気分になり、ドメインの移管を忘れてしまうケースです。
そこだけは忘れずに最後のドメイン移管受け入れまで対応しましょう!

注意ポイント3
ドメイン種別(.com .jp .co.jp)によっても移管方法は異なりますので、そこは各ドメイン管理会社のマニュアルページを確認しておきましょう。

注意ポイント4
DNS切り替え前に、パソコンのホスツファイルを書き換えて、DNS切り替え後の環境を構築し、事前の表示確認を行いましょう。
これをしないと、本番切り替え時に表示エラーなどでドタバタする事も無くなりますよ。
ホスツファイルの変更方法はこの記事をご確認ください。
hosts(ホスツ)ファイルを有効活用。DNS代替指定は便利です。

注意ポイント5
DNS切り替えはクライアントの繁忙期を避けるべし
クライアントの繁忙期にメール障害が発生すると、それは地名的なダメージ、被害に繋がりますのでリスク対策をしっかり考慮して、
万が一メールトラブルが発生しても被害を最小限に食い止められる時期の切り替えを推奨します。

注意ポイント6
クライアント担当者の協力体制を構築しておく。
パソコンのメール設定やトラブル発生時のクライアント社内対応など、担当者が初期対応を行ってくれる事で、被害を最小限に食い止める事ができます。
クライアント担当者との協力体制がないと、全てをカバーしなくてはいけない為、かなり無理のある体制になってしまいます。
ここはしっかりとクライアント内での協力体制を構築してリスク回避を行いましょう。

注意ポイント7
WEBのメールフォームが届くか、google解析は外れていないか、システムは正常に稼働するか、再度確認を。
移管で多いトラブルがメール関連とシステム不具合です。これらは事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

最後に

WEBサイト移管に関して、ざっくりとした内容となりますが、これで大体の流れや注意点は把握できたかと思います。
あとはケースバイケースで細かなイレギュラー対応になってきますが、経験値を積む事でサーバー、ドメイン移管も怖くなくなりますので
あなたも苦手意識を克服してぜひ取り組んでみてください!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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