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WEBサイトを活用してもらう難しさ

本日、クライアント様との打ち合わせで改めて感じた事・・・。

そのクライアント様とは地域での情報共有を図る事を目的としたWEBサイト開発を共同で進めております。

目的のサイト自体は完成したので、これからユーザーの利用率向上が大きな課題です。

利用対象が一般ユーザーではなく、一団体組織なので、少し特殊なのですが・・・。

 

月毎の各種報告レポートの提出や出席確認等、今まで紙でやり取りしていた事をすべてWEB上で行えるようにしてありますが、パソコンを使ったことの無い方や年配の方は利用に消極的です。

少しでもパソコンを触っている方はそれほど抵抗なく利用頂いておりますが、今後はいかに「WEB敬遠層」を取り込んでいくかが大きな課題です。

 

現代は様々な地域でWEB初心者に対する「IT講習」「パソコン教室」などが開催されていますが、「パソコンを使う」という事が目的、「IT知識を得る」事が目的になっている講習が多いように感じます。もちろんそれは間違いでもありません。

しかし「WEB敬遠層」を取り込んでいく場合、「こんなに便利」「こんなに楽しい」という「体験」を優先させる事が重要で、それをきっかけにWEBやパソコンに慣れてもらうのが一番ですね。

また競争原理を働かせるのも有効です。

更新頻度や情報の内容等でチャレンジ要素をもたせ、さらにイベントを絡め、競争原理が働き始めるように誘導できれば、サイトの活性化が期待できます。

 

といってもそう簡単に事が運ぶわけはないので(汗)、その点は地道に講習を重ねていきたいと思います。

結局WEB制作でも行き着くところは「利用者の視点、立場」ですね。

制作者の視点だけでは「こんな素晴らしい仕組みを作り上げたぞ、こんな綺麗なサイトを作った!」等といったエゴの塊になってしまいますからね。